現代の技術と従来のコミュニケーションとを融合した、新しいコミュニケーション方法の模索。
昨今ではPCやスマートフォンに限らず、家電や車などにも導入されるなど、音声認識は今後ますます注目を浴びる分野ですが、これらのほとんどが「認識」という点に重点を置かれており、声の大きさや太さ・抑揚など「質感」に重点を置かれたものは少なくなっています。
また、インターネットの普及によりメールやゲーム、SNSが発展するとともに、従来までの「声」や「手紙」でのコミュニケーションが少なくなり、単なる画面上における文字列でのコミュニケーションが主流になってきつつあり、それらの利便性においては議論の余地はありませんが、声や手紙からはその人の感情や表情・人間性までもが伝わり、単なる音声や文字としての情報ではなく、より付加価値の高い情報としてコミュニケーションが成立します。
音声認識技術に質感を与えることで、単なる原点回帰ではない、現代の技術と従来のコミュニケーションを組み合わせた新しいコミュニケーション方法の模索を試みます。